今回の説明
今回はMXLinux19日本語版が『ライブCDの部屋』さんのホームページで公開されていますので、紹介させていただきます。公式ではなく、『ライブCDの部屋』さんが日本語化してくれた非公式版となります。
MXLinuxはDistrowatchという海外のサイトで半年以上人気No1になっているディストリビューションです。
しかし、インストール直後はまだ日本語入力が出来ず、いくつかの設定が必要になります。
今回は非公式版になりますが、日本語入力がインストール直後から出来る他、ライブUSBの環境でも日本語入力が出来るようになっています。
動画説明
ダウンロード
◆ライブCDの部屋MX Linux 19 日本語版(64ビット)のリンクからダウンロードできます。
インストール
isoイメージを使って、インストーラを作成します。なお、インストーラ上(ライブ環境)でも日本語入力は可能になっています。
インストールにはデスクトプ上にある“Installer”をシングルクリックしてください。
初めから、キーボードレイアウトは日本になっていますが、インストーラー自体は英語表記になっています。
インストール手順は、基本案内に従っていただければ良いのですが、英語表記なので迷うかも知れません。
動画を見ていただくのが良いかと思います。
アップデート
更新の通知が来ていると思いますので、クリックすればアップデートの画面が開きます。「Upgrade」ボタンを押下してください。
日本語入力
日本語版なので当然日本語入力がインストール直後から可能になっています。ダブルクリック操作に変更
MXLinuxは標準でシングルクリック操作になっています。変更するにはメニューから“MXTools”-“MX Tweak”を選択します。
起動しましたら、“other”のタブの上部のチェックボックス2つ(□Enable Single-click on desktop、□Enable Single-click in Thunar File Manager)を外し、「適用」ボタンを押下します。(何故か「適用」だけ日本語です。)
以上でデスクトップ上でもファイルマネージャ上でもダブルクリック操作になります。
外観の変更
外観を変更したい場合も同様に、メニューから“MXTools”-“MX Tweak”を選択します。(設定が1か所に固まっていると分かりやすいですね。)“Panel”タブの“Affects 1st panel”の項目のチェックとプルダウンを変更することで、パネル(Windowsでいうタスクバー)の位置を水平にする事も出来ます。
“Theme”タブで全体の外観の変更も出来ます。
例えば“MX Dark”にするとダークテーマになります。
“Compositor”タブでは画面の透過を調整出来ます。
「Xfwm Settings」ボタンを押下します。
開いたウィンドウ上でバーを調整することで、様々な状況(非アクティブウィンドウやウィンドウをドラッグ中等)で透過処理をかけることが出来ます。
初期インストールアプリ
ブラウザは“FireFox”、オフィスは“LibreOffice”と標準的なソフトが入っています。“MX Linux”の特徴は、“MX Tools”というカテゴリーにあるツール群です。
ブート(起動)の優先順位や待ち時間を変更したり、問題が発生した時に修復したり、古いファイルを削除してくれるツール等があります。
感想
MXLinuxはDistrowatchという海外のサイトで半年以上人気No1です。軽量で使いやすく安定していること、またMX Toolsのカテゴリーにちょっとしたトラブル発生時にもメンテナンスできる等、痒いところに手が届くつくりになっている事等がその理由かと思われます。
公式版では日本語環境までいくつかの手順が必要ですので、多少の手間がかかりますが、『ライブCDの部屋』さんの日本語版だとその手間がありませんので、導入までのハードルが低くなるかと思います。
今後も公式版のバージョンアップ毎に、日本語版をリリースしていただければ、非常に助かりますね。
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