ナナッキーのLinux紹介〜脱Windows〜

ブログをご覧いただいてありがとうございます。 このブログではデスクトップLinuxの紹介を中心にしています。 Ubuntu、LinuxMint、各種Ubuntuフレーバー、多様なディストリビューションを紹介しています。 見た目の良さ、使い勝手、軽量さ、日本語入力までの容易さ等の視点からレビューを行っていきます。 またインストールから日本語までの手順も紹介していますのでLinuxに触ったことのない方でも理解できるかと思います。 Youtube動画も記事の中に入れていますので、そちらを見ていただくのが一番わかり易いかと思います。 気に入りましたら、コメントや評価をお願いします。

今回の説明

今回はLinuxデスクトップのバックアップについての説明です。
説明にはZorinOSを使っていますが、Linuxデスクトップならどれでも共通する手順になります。
今回紹介するソフトはUbuntu系なら標準で入っている『Deja Dup』というバックアップソフトとLinuxMint等で標準で入っている『TimeShift』になります。
『Deja Dup』は、Googleドライブ等のオンラインバックアップにも対応しており、シンプルなのに便利です。
また、『TimeShift』はWindowsの復元ポイントと考えてください。OSの調子が悪くなった時に前の状態に戻すことができます。Windowsでも散々お世話になった機能ですので、このソフトは非常に重宝します。

動画説明


ポイント解説

2-1 バックアップの種類

下記の2点について解説します。
  • データバックアップ
  • 復元ポイントの作成

(a)データのバックアップ
“Deja Dup バックアップツール”というバックアップソフトを使用します。
ZorinOSの場合、初期状態から入っています。
「ユーティリティ」ー「バックアップ」を選択してください。
vlcsnap-2019-08-31-14h02m38s914
バックアップするフォルダー、無視するフォルダー等も設定可能です。
保存先は、ローカルディレクトリの他、GoogleDrive等のオンラインストレージに保存することも出 来ます。こちらはお使いの環境に応じて選択してください。
ネットワーク速度の遅い方は、ローカルディレクトリに保存するのが無難かと思います。

一方で、オンラインストレージに保存した場合は、ローカルドライブが壊れたとしてもデータはオンライン上に残るという利点もあります。
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(b)復元ポイントの作成
“TimeShift”というアプリを利用します。
LinuxMintやFerenOSでは標準でインストールされているのですが、ZorinOSだと標準でインストールされていません。そのため、下記のコマンドを入力する必要があります。

sudo add-apt-repository ppa:teejee2008/ppa
sudo apt update
sudo apt install timeshift
TimeShiftを起動させると、初回の起動のみ設定が開きます。
2回以降の起動後、バックアップ内容を変更したい場合は、“Settings”をクリックします。

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settingsをクリックし、バックアップの内容を変更

設定内容ですが、まず“Select Snapshot Type(スナップショットのタイプの選択)は“RSYNC”を選択してください。

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“RSYNC”を選択

“Select Snapshot Locartion”(スナップショットを保存する場所)ですが、オンラインの保存には対応していませんので、ローカルドライブに保存してください。 この動画内では、ZorinOSが入っているパーティションと同じ場所にしています。OSと同じ場所であれば、いちいちドライブをマウントする必要は無いので運用が楽です。ただし、OS自体が起動しなくなった時は対応できないので注意が必要です。
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スナップショットを保存する場所

(スナップショットのスケジュール)ですが、初期状態でDaily(毎日)になっています。お好みで選択してください。
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スナップショットのスケジュール

まとめ

いざというときのバックアップとして
  • データバックアップ
  • 復元ポイントの作成
について設定方法を説明させていただきました。

どちらも自動化出来ますので、一度設定してしまえば後は意識せずに実行してくれます。
いざというときのために設定してみれば良いかと思います。

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