ナナッキーのLinux紹介〜脱Windows〜

ブログをご覧いただいてありがとうございます。 このブログではデスクトップLinuxの紹介を中心にしています。 Ubuntu、LinuxMint、各種Ubuntuフレーバー、多様なディストリビューションを紹介しています。 見た目の良さ、使い勝手、軽量さ、日本語入力までの容易さ等の視点からレビューを行っていきます。 またインストールから日本語までの手順も紹介していますのでLinuxに触ったことのない方でも理解できるかと思います。 Youtube動画も記事の中に入れていますので、そちらを見ていただくのが一番わかり易いかと思います。 気に入りましたら、コメントや評価をお願いします。

今回の説明

Ubuntu22.10から公式フレーバーとなりましたデスクトップ環境があります。

それが今回ご紹介する『Ubuntu Unity』

かつてのUbuntuの標準デスクトップ環境がこの旅復活することとなりました。

動画説明

ダウンロード

◆ホームページ

Ubuntu Unityってどんなデスクトップ環境?

いまやLinuxデスクトップを代表するといっても過言ではないUbutnuで、かつて標準デスクトップとして採用されていたデスクトップ環境になります。

採用されていた期間は下記の通りです。

Ubuntu11.10からUbuntu17.04

約5年間、標準デスクトップとして活躍してくれたのが分かります。

当時はやっていたネットブックを意識したデスクトップ環境になっていて、上部のタスクバーにアプリケーションメニューが重なって表示されるため、低解像度のディスプレイでも広く画面を使用できるといった特徴をもっていました。

01_Unityの特徴

上部のタスクバーにアプリケーションメニューが表示

しかし、この表示方法だとウィンドウ表示にしている場合、アプリ内画面とタスクバーに対して視線が行ったり来たりするため、使い勝手は良くありません。

当時のUnityは画面を最大化して、シングルタスクでアプリを操作することを想定した作りになっていたように思えます。

このような問題点があったせいか、それともネットブックの流行りが終わり方針が変わったのか、Ubunttuの標準デスクトップ環境は、UnityからGnomeへと再び戻ることになりました。

復活したUnityデスクトップ環境

標準デスクトップ環境から外れることとなったものの、根強いファンは多くその開発は継続されていました。

そして2年前リリースされたUbuntu20.04の時に、公式ではないもののRemix版として復活を遂げることになりました。


2年前の動画です

そして2年以上経過して、この度Ubuntuの公式フレーバーとして採用されることになりました。

弱点を克服

ウィンドウ表示の場合、アプリ内画面とタスクバーに対して視線が行ったり来たりするといった弱点があると先に述べましたが、これは設定画面で変更することができます。

設定画面から“外観”を開いて、“ウィンドウメニューを表示”を『ウィンドウのタイトルバーの中』を選択します。

02_設定変更

設定変更できます

そうすると、アプリのタイトルバーにマウスオーバーすることで、アプリケーションメニューが表示されるようになります。

03_改善

マウスオーバーすることでタイトルバーにアプリケーションメニューが表示

まとめ

このような感じで弱点を克服しつつ、新たな公式フレーバーとして復活したUnityデスクトップ環境ですが、アプリケーション一覧がカテゴライズできないニメーション効果がやや地味等、他のデスクトップ環境と比較してイマイチな点もあります。

ですが、Unityデスクトップ環境ならではの魅力もあり、公式フレーバーになることで、かつてのファンのみならず、新たなファンも獲得できるかも知れません。


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