今回の説明
今回はフランス産のLinux『PureOS』について紹介します。動画説明
ダウンロード
◆ホームページhttps://pureos.net/
概要
『PureOS』は、フランスのPurism社が開発した OS になります。セキュリティとプライバシー、そしてコンバージェンスに重点を置いたオフィスになります。
コンバージェンスって一体何でしょうか?
コンバージェンスとは一体化・収束、そういった意味があります。
例えば複数のデバイス、パソコンとスマホ同じOSを使って、シームレスな使い勝手を提供する感じです。
このあたりの説明は『PureOS』 のホームページにある動画を、ご覧になっていただければ分かりやすいです。
◆『PureOS』ホームページ
https://pureos.net/
動画内にあるパソコンとスマホは Purism社が販売している製品になりますが、残念ながら日本市場では販売されていないようです。
インストール
インストールは案内に従うだけですが、この『PureOS』他のLinuxとは一つだけ異なる箇所があります。それが、ディスクの暗号化が強制になっていることです。
するためインストール中に必ず暗号化パスフレーズを入力する必要があります。
起動
起動時には、インストール時に設定したパスフレーズを入力してください。 初回起動時には言語とインプットメソッド、位置情報をオンにするかオフにするか、同じアカウントを使うかどうか等を設定します。アプリケーション
標準ブラウザは Firefox でもなければ Chromium でもありません。gnome Web というシンプルな Web ブラウザになります。
Office は LibreOffice が入っています。
gnome エクステンションズ Chrome の拡張機能のアプリが入っています。
『PureOS』は見ていただければ分かり分かりますが、非常にシンプルな見た目になっています。
左上にアクティビティボタン、センターにカレンダーと通知、右上の方には電源と音量調節これぐらいしかありません。
拡張機能のアプリを使って補完することができます。
Windows のようなスタートメニューを表示させたり、デスクトップにアイコン置いたりすることが出来ます。
また似たような機能として Tweaks というアプリも入っています。
Tweaksではマウスの中ボタンに機能を割り当てたり、 OS 起動時に自動起動させるアプリを登録したりすることができます。
『PureOS』は、セキュリティとプライバシーに重点を置いている OS です。
インストール直後の初期状態でアプリの中にバックアップのアプリやペアレンタルコントロールも入っています。
ペアレンタルコントロールでは、アカウントを追加する時に、Webブラウザを使えなくしたり、アプリのインストールを制限したりすることができます。
Webブラウザの制限に関しては、特定のサイトを制限したりキーワードを制限したりすることができることを期待してたんですが、設定を見たところそのようなところは見つかりませんでした。
どなたか分かる方がいらっしゃいましたらコメント欄で教えて下さい。
所感
全体的にシンプルでセキュリティを意識した Linux ということでしたが、そこまでオリジナリティが高いとは自分には思いませんでした。
もうちょっとデスクトップの操作部分でこの Linux ならではの特色を出していただければなってのが正直なところです。
悪くはないですが…といったレベルかなと思います。
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