ナナッキーのLinux紹介〜脱Windows〜

ブログをご覧いただいてありがとうございます。 このブログではデスクトップLinuxの紹介を中心にしています。 Ubuntu、LinuxMint、各種Ubuntuフレーバー、多様なディストリビューションを紹介しています。 見た目の良さ、使い勝手、軽量さ、日本語入力までの容易さ等の視点からレビューを行っていきます。 またインストールから日本語までの手順も紹介していますのでLinuxに触ったことのない方でも理解できるかと思います。 Youtube動画も記事の中に入れていますので、そちらを見ていただくのが一番わかり易いかと思います。 気に入りましたら、コメントや評価をお願いします。


今回の説明

今回はWindowsとUbuntuのデュアルブート方法、OSの起動優先順位、待ち時間の設定方法、領域の変更方法等全部まとめて説明します。

動画説明



BIOS画面の設定について

用意するものはUbuntuがインストールされたUSBメモリです。

PCにUSBメモリを挿入し、起動させるのですが、そのままでは既にインストールされているWindowsが起動する場合があります。
その場合、BIOSやUEFIの設定を見直してください。
自分のPCではBIOS画面を起動するには、電源ボタンを押した後に、[F2]キーを連打します。

これらはPC毎に設定が異なりますが、“起動デバイスの優先順位”等の表記があれば、そちらを修正し、USB HDD等のUSBデバイスを一番上に移動してください。

02-01_BIOS

Ubuntuのインストール(デュアルブート)

デュアルブートを行う場合、Ubuntuのインストールで気をつけるのは次の“インストールの種類”の画面になります。

02_インストールの種類1

ここでは、“ubuntuをWindows Boot Managerとは別にインストール”を選択してください。

次の画面で、WindowsとUbuntuの占める領域の調整も出来ます。

デュアルブートが出来ているか確認

再起動すると、ブート画面が表示されます。

03_ブート_初期状態

1番目がUbuntu、2番目がUbuntuのオプション、3番目がWindowsになります。
それぞれ起動させて正常に動作することを確認してください。


OS起動の優先順位とブート画面の待ち時間変更

OS起動の優先順位を変更するにはUbuntuでターミナルを起動し、次のコマンドを入力します。
  1. インストールされているOSを表示
    sudo grep -e "^\\(menuentry\\)\\|\\(submenu\\)" /boot/grub/grub.cfg
    上からUbuntu、Ubuntuのオプション、WindowsBootManagerの順に並んでいるかと思います。
    順番は0番目、1番目、2番目と数えます。

  2. OSの起動優先順位、待ち時間の設定ファイルを開く
    sudo gedit /etc/default/grub


    05-04_設定6行目_2

    この設定ファイルの6行目あたりに、“GRUB_DEFAULT=0”との記述があるかと思います。
    この“0”が0番目Ubuntuを示していますので、Windowsをデフォルトにしたい場合は“2”に変更してください。

    そして、設定ファイルの8行目に、“GRUB_TIMEOUT=10”との記述があるかと思います。
    これが待ち時間10秒を表していますので、好きな待ち時間に変更してください。

  3. 起動(ブート)情報をアップデート
    sudo update-grub

    これで設定が反映されます。

 なお、これらの設定はGrubCustomizerというアプリでも設定変更が可能です。

WindowsとUbuntuの領域変更方法

インストール後に、WindowsとUbuntuのディスク領域を変更したい場合があるかと思います。
そういった場合は、Ubuntuを起動し、“Gparted”というソフトを起動してください。

Gparted

直感的に分かる部分もありますが、詳細につきましては動画をご参照ください。
パーティションの操作に関しては危険な操作になりますので、必要なデータのバックアップを行ってください。

まとめ

デュアルブートを行うだけならば、そんなに難しくはありません。
Windowsの入ったパソコンに後からUbuntuをインストールするだけです。

その後のデフォルトのOSをどれにするのか、待ち時間を何秒くらいにするのかを設定するのが若干の手間がかかりますが、今回の記事を元に覚えてみてください。

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